ジョージアン ローズカットダイヤモンド&シルバー ブローチ
イギリス 1830年頃
シルバー ローズカット・ダイヤモンド ゴールド
3cm × 1.9cm¥280,000.-(税込)
シルバーの暖かみを感じられるジョージアンのブローチ。ローズカット・ダイヤモンドがドーム状のシルバーに留められています。これは、ダイヤモンドの輝きを増し、大きく見せるための工夫ですが、高度な技術が必要とされます。
ダイヤモンドが希少であったため、大きさがバラバラですが、きれいな石を選んでいます。中央部分の大きな石と左右の中くらいの石の間に、小さな石をやはり丁寧に留めています。これぞジョージアンのローズカット・ダイヤモンドです。
裏は金。軽く模様が彫られています。また、各パーツごとにロウ付けされているのが解ります。
ピンは後から付けられた物ですが、12金のホールマークが入っている良い物で、 本体が良い物であることの証明と言えます。
ピンが後付けになっている理由としては、洋服に縫い付けて使用したケースと、より大きなジュエリーのパーツだったからと言うことが考えられますが、本ブローチは後者です。全く修理のないジョージアンジュエリーはとてもではないですが、この値段では不可能です。
本体の裏に長方形のパーツがめり込んでいますが、ピンを止める為だけに、メインのダイヤモンドを破損するリスクをおかしてまでする仕事ではありません。
したがいまして、当初から存在していた金具であることが解ります。 元々はストマッカーやイヤリングなどのより大きなジュエリーのパーツだったと考えられ、 金具の位置からすると、当時は縦に使っていたと思われます。
手間のかかった、銀の暖かみのある細工がいいですね。単に古くさいジュエリーとしか見えない方には、手にして、昔の職人と対話するような事はないでしょう。
ジョージアンはリプロダクションが結構出回っていますが、このブローチは修理品とは言え、単にデザインだけではない、本物だけが持つ歴史を感じさせます。
